今回は、こんな疑問にお答えします。
本記事の内容はこちらです。
- ビフィズス菌とは
- ビフィズス菌がもたらす効果
・腸内のバランスを整える
・便秘の予防・改善
・免疫力の向上 - 腸内環境に効果がでるまでどれくらいの期間必要か?
- ダイエット目的でビフィズス菌を取り入れると痩せるのか?
・やせ菌とは善玉菌のこと
・脂質代謝の改善効果
・ビフィズス菌を減らさない習慣がダイエットにつながる - ビフィズス菌は年齢と生活習慣で減ってしまう
- ビフィズス菌を増やす方法は?
- ビフィズス菌を摂取するうえでの注意点
こんにちは、美容アドバイザーの望月優衣です。
ダイエットや健康のために、ビフィズス菌を摂取して腸内バランスをと問えるという話をよく耳にしますよね。
しかし腸内バランスが整うとなぜダイエットや健康に良いのか?疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
そもそもビフィズス菌とは何なのか?効果があるのか疑問ですよね。
そこで今回は、「ビフィズス菌がもたらす効果」と「ダイエット目的に取り入れると痩せるのか?」について解説します。
生活習慣を改善したい方におすすめの記事ですよ。
ビフィズス菌とは

1899年フランスの研究者によって発見されたビフィズス菌は、人間や動物の腸内にいる善玉菌です。
ビフィズス菌の種類は約30種で、そのうちの10種類が人間の腸内でも発見されています。
おもに整腸作用や免疫力を高める効果があると考えられています。
ビフィズス菌と乳酸菌の違い
同じ善玉菌とはいえ乳酸菌とビフィズス菌は、それぞれ別の微生物です。
乳酸菌は人間の腸内以外にも、発酵食品や自然界にも生息しています。
いっぽうビフィズス菌は酸素に弱く、人間や動物の腸内にだけ生息しています。
腸内に生息している数もビフィズス菌の方が多く、乳酸菌の約100倍以上。
数が多いので、腸内そして体への影響も大きいでしょう。
ビフィズス菌がもたらす効果
腸内にはおよそ100兆個、1000種類もの腸内細菌が生息しています。
腸内細菌のバランスを良い状態にするのがビフィズス菌であると考えられ、おもな効果がこちらです。
- 腸内のバランスを整える
- 便秘の予防・改善
- 免疫力の向上
腸の健康において、ビフィズス菌などの善玉菌の数が、悪玉菌よりも多いことが大切です。
腸内細菌全体を100%とすると、善玉菌20%、悪玉菌10%の割合のときに腸がバランスの良い活動を行えるからです。
腸内の腐敗物が減り消化吸収しやすい状態になり、便秘の予防・改善が期待できます。
その理由は、ビフィズス菌が腸内の腐敗物を生成する有害菌の活動を抑える作用があるためです。
ビフィズス菌は免疫器官の腸管を刺激するため免疫力が高まり、花粉症などのアレルギー症状の対策に期待できます。
腸内環境に効果がでるまでどれくらいの期間必要か?
ビフィズス菌の摂取を、3カ月間は継続して様子を見ましょう。
個人差もあり、スタート時点での腸内環境の状態も人によりさまざまです。
早い方では2週間で効果が表れる方もいます。
便秘の改善やコレステロール値をチェックしてみましょう。
続いて気になるのは、ビフィズス菌を摂取して痩せることができるのか?です。
ダイエット目的でビフィズス菌を取り入れると痩せるのか?
ビフィズス菌を日常生活に取り入れて腸内環境を整えることで、ダイエットをサポートできます。
やせ型の人は腸内環境が良好で、ビフィズス菌による脂質代謝の研究報告もあります。
そして、腸内環境を整える習慣が「結果的にやせるための活動」につながるのです。
- やせ菌とは善玉菌のこと
- 脂質代謝の改善効果
- ビフィズス菌を減らさない習慣がダイエットにつながる
ビフィズス菌などの善玉菌を「やせ菌」と呼ぶこともあります。
呼ばれる理由として「やせ菌」は、やせ型の人の腸内から多く検出されているためです。
つまり、やせ型の人は悪玉菌よりも善玉菌の方が多く腸内環境が良好な人が多い、ということになります。
ビフィズス菌を摂取することで脂質代謝の改善効果が報告されています。
また、腸内細菌のバランスが整うと「腸が余計な脂肪を貯めこまないように脳に指令を出す」とも考えられています。
ビフィズス菌の数を減らさないための活動が、結果的にダイエットの習慣化になります。
なぜなら、腸内細菌のバランスを良好に保つためには、食事や運動などの生活習慣を見直す必要があるからです。
次に、ビフィズス菌が減ってしまう原因について見ていきましょう。
ビフィズス菌は年齢と生活習慣で減ってしまう

腸内のビフィズス菌の数は「年齢」と「生活習慣」によって減少します。
ビフィズス菌は赤ちゃんの状態が一番多く、その後は年齢とともに減少していきます。
中高年以降はビフィズス菌の数が少ないだけでなく、健康に悪影響を及ぼす「悪玉菌が増えやすい状態」にもなっていきます。
肉類や揚げ物の多い食生活や運動不足、睡眠不足などの生活習慣でもビフィズス菌は減少します。
- 食生活
- 運動習慣
- 睡眠
ビフィズス菌は食生活によっても減少します。
とくに肉類や油の多い調理法は注意が必要です。
改善方法として「魚や野菜、豆類を優先的に摂取」し、調理方法も「蒸す」や「煮る」のがおすすめです。
運動不足もビフィズス菌を減らす原因になります。
とくに腹筋が衰えると便やガスを排出する力が衰え、腸内環境が悪化する可能性があります。
適度な運動を継続的に行いましょう。
ビフィズス菌は睡眠不足によっても減少します。
睡眠不足による自律神経の乱れが、腸の活動を低下させる可能性があるからです。
十分な睡眠をとって、規則正しい生活で腸内のリズムを整えましょう。
とはいえ仕事が忙しかったりして、すぐに生活習慣を切り替えるのも大変です。
そこでビフィズス菌の増やし方について見てみましょう。
ビフィズス菌を増やす方法は?
ビフィズス菌を増やす方法は2つあります。
- 外から生きたビフィズス菌を摂取する
- すでに腸内にいるビフィズス菌を増やす
ビフィズス菌を多く含む食べ物は?
外から生きたビフィズス菌を摂取するために「ビフィズス菌 食品」が有効です。
「ヨーグルト」や「乳酸菌飲料」などには、ビフィズス菌を含む製品が多いです。
しかし、すべてのヨーグルトにビフィズス菌が入っているわけではないので、パッケージの表記を確認しましょう。
腸内のビフィズス菌を増やすために食物繊維とオリゴ糖
すでに腸内にいるビフィズス菌を増やすには、食物繊維やオリゴ糖が豊富な食べ物が有効です。
さらに食物繊維には、食物繊維を分解する過程で悪玉菌を抑える働きがあるため、ビフィズス菌の育成に効果的です。
ビフィズス菌をいつ摂取すると効果的か?
ビフィズス菌は、「食事中」と「食後」に摂取するのが良いと言われています。
外出時や忙しいときには、ビフィズス菌のサプリメントで代用することもできます。
ビフィズス菌を摂取するうえでの注意点
腸内環境にとって良いこと尽くしのビフィズス菌ですが、注意点もあります。
- ビフィズス菌をとりすぎるとお腹がゆるくなる
- 継続摂取しないと腸内環境は元に戻る
- 一緒に糖分を摂り過ぎて太ってしまうこともある
一度に大量に摂取するとお腹がゆるくなることもあります。ビフィズス菌 とりすぎに注意です。
また、体内に取り込んだ乳糖を消化できない「乳糖不耐症」の方は、ビフィズス菌を含む乳製品の摂取に気を付けましょう。
腸内環境を改善しても、ビフィズス菌の摂取を辞めると元の腸内環境に戻ってしまいます。
毎日の食事のバリエーションとして、長く継続して摂取していきましょう。
ビフィズス菌含むヨーグルトや飲料には、砂糖などの糖分が含まれている場合があります。
また、砂糖が入っていない製品でも「甘味料や香料」が含まれている可能性があるので、摂り過ぎに注意しましょう。
まとめ:ビフィズス菌を減らさない習慣が健康へとつながる
今回は、「ビフィズス菌で痩せるって本当?腸内環境を整える効果と習慣について」をテーマに、下記内容でお届けしました。
- ビフィズス菌とは
- ビフィズス菌がもたらす効果
・腸内のバランスを整える
・便秘の予防・改善
・免疫力の向上 - 腸内環境に効果がでるまでどれくらいの期間必要か?
- ダイエット目的でビフィズス菌を取り入れると痩せるのか?
・やせ菌とは善玉菌のこと
・脂質代謝の改善効果
・ビフィズス菌を減らさない習慣がダイエットにつながる - ビフィズス菌は年齢と生活習慣で減ってしまう
- ビフィズス菌を増やす方法は?
- ビフィズス菌を摂取するうえでの注意点
ビフィズス菌を減らす生活習慣をしていないか?生活を見直してみましょう。
腸内環境を整える活動がダイエットにつながり、最終的には健康にもつながります。
これからも、皆さんに役に立つ情報が発信できたらと思ってます。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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