今回は、こんな疑問にお答えします。
本記事の内容はこちらです。
- セラミドとは
- セラミドの美容効果
- セラミドが減少する3つの要因
- セラミド不足が肌荒れの原因になる
- 4種類のセラミド:特徴とデメリット
- セラミドを日常に取り入れる方法
- 洗顔でセラミドを減少させないための注意点
こんにちは、美容アドバイザーの望月優衣です。
スキンケア商品やサプリメントで目にするセラミドには、どういった効果があるのか疑問ですよね。
そこで今回は、肌本来の水分を保つ機能をもつセラミドについて、効果や減少する原因について解説します。
うるおいのある、つややかな美肌を目指したい方におすすめの内容です。
セラミドとは

セラミドは体内にいつもある成分で、とくに皮膚の中に多く存在する脂質の一種です。
皮膚の表面の成分(角質層)は、およそ50%がセラミドで構成されています。
主な役割は、皮膚のうるおいを保ち外の刺激からお肌を守ることです。
セラミドの量は加齢や生活習慣によって減少し、不足するとスキンケアをしてもお肌の水分を保ちづらくなります。
セラミドの美容効果

主な効果は「保湿機能」と「バリア機能」の2つです。
保湿機能
皮膚の細胞に水分をつなぎとめて、お肌にうるおいやハリ、弾力をあたえます。
セラミドには、湿度が低くてもお肌内部の水分蒸発を防ぎ、水分を抱え込む働きがあるためです。
美肌に嬉しい効果
- 保湿効果
- シミやしわ、肌荒れ対策
- メラニンの合成を抑える
バリア機能
紫外線や細菌、乾燥、ほこりなどの肌荒れを引き起こす原因から、お肌を保護します。
また細胞の隙間を埋めることで、アレルギーを引き起こす原因からも守ってくれるのです。
バリア機能効果
- 乾燥からお肌を守る
- 紫外線からお肌を守る
- ダニや細菌、ほこりからお肌を守る
セラミドが減少する3つの要因

セラミドは皮膚の再生(ターンオーバー)によって作られます。
そしてセラミドの量には個人差があり、加齢や外部刺激、生活習慣によって減少します。
セラミドが減少する3つの要因
- 加齢(50代では20代のときの約50%に減少)
- 外からの刺激(洗いすぎ、紫外線)
- 生活習慣(食事、睡眠、ストレス、ホルモンバランス)
セラミド不足が肌荒れの原因になる

セラミドが不足するとお肌の乾燥やハリ不足、しわの発生につながります。
なぜなら、いくらスキンケアで水分をあたえても、お肌自体が「水分を保つ機能が低下している状態」になるためです。
水分を保つ機能が低下した状態では、外部の刺激をそのまま受けてしまいます。
肌荒れやカサつきを招かないためにも、セラミド不足には注意したいですよね。
4種類のセラミド:特徴とデメリット

セラミドは大きく分けて4種類あります。
それぞれ効果も異なるので、商品の成分表示を見て検討しましょう。
4種類のセラミド
- 天然セラミド(動物性セラミド)
- ヒト型セラミド
- 植物性セラミド
- 合成セラミド(疑似セラミド)
天然セラミド(動物性セラミド)
動物から抽出されたセラミドで、保湿力やお肌への浸透力が高いです。
(ビオセラミド、セレブロシドなど)
ヒト型セラミド
酵母から作られたセラミドで、お肌への刺激が少なく、保湿力や浸透力も高いです。
ヒト型セラミドは種類で効果が分かれるので、表記を見て確認しましょう。
- セラミド1:保湿、外部刺激からお肌を守る
- セラミド2:保湿効果
- セラミド3:保湿、しわ対策
- セラミド4:外部刺激からお肌を守る
- セラミド5:外部刺激からお肌を守る
- セラミド6:保湿、皮膚の再生促進、しわ対策
植物性セラミド
米や植物から抽出されたセラミドで、お肌への刺激が少なく保湿力が高いです。
天然セラミドやヒト型セラミドと比較すると、浸透力が低い。
(米ヌカスフィンゴ糖脂質、ユズ果実エキスなど)
合成セラミド(疑似セラミド)
石油から作られたセラミドで、他のセラミドに比べて安価で入手できます。
(ヒドロキシエチルヘキサデカナミドなど)
セラミドを日常に取り入れる方法

セラミドの摂取方法は、「食事」「サプリメント」「スキンケア商品」の3種類あります。
内側と外側、どちらからもケアすることが可能です。
食事
セラミドはこんにゃく芋、米、小麦、大豆、ホウレンソウ、わかめ、などに多く含まれています。
1日当たり摂取量の目安は、およそ0.6〜1.2mgです。
食品だけで摂るのがむずかしいときには、サプリメントなどで補えますよ。
サプリメント
セラミドをドリンクやカプセルにしたサプリメントがあり、手軽に摂取できます。
塗るスキンケア商品と比べて、体全体の皮膚に効果が期待できるのがメリットです。
スキンケア商品
化粧水や乳液、クリーム、オールインワンアイテムなど、セラミドを配合しているスキンケア商品は多数あります。
またメイクアイテムにもセラミド配合のものがありますよ。
エステプロラボのセラミドを使用した美容サプリメント
私の大好きなエステプロラボさんにも、セラミドを使用しているサプリメント「セブンファクタージュレEXグランプロ」と「プラエンザイムEXグランプロ」があります。
お肌の調子にあわせて、また疲れたときにもおすすめです。
- セブンファクタージュレ
植物性セラミドを配合しており、スティックタイプで飲みやすいです。 - プラエンザイム
ピーチジュースのようなドリンクタイプになっています。
洗顔でセラミドを減少させないための注意点

実は洗顔時の摩擦で、セラミドも一緒に洗い流されて減少するのです。
なので、できるだけお肌をこすって洗いすぎないように、たっぷり泡立てて洗うようにしましょう。
まとめ:肌本来を整えるセラミドを上手に活用しよう

今回は「セラミドがお肌に必要な理由とは」について、下記テーマでお届けしました。
- セラミドとは
- セラミドの美容効果
- セラミドが減少する3つの要因
- セラミド不足が肌荒れの原因になる
- 4種類のセラミド:特徴とデメリット
- セラミドを日常に取り入れる方法
- 洗顔でセラミドを減少させないための注意点
お肌の表面は、化粧水や乳液で整える。
これからも、皆さんに役に立つ情報が発信できたらと思ってます。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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