セラミドの意外なデメリットとは?洗浄力の高い界面活性剤に注意

界面活性剤がお肌に与える影響 スキンケア
セラミド化粧水を使い始めてみたけど、お肌のカサカサ感が解消されない。

今回は、こんなお悩みにお答えします。

本記事の内容はこちらです。

  • セラミドの意外なデメリットとは
  • 界面活性剤はクレンジング以外の化粧品にも配合される
  • 界面活性剤がお肌に与える影響
    ①お肌に刺激を与える
    ②うるおいが減る
    ③バリア機能を損う
  • セラミドを取り入れるときには洗浄力の高い界面活性剤に気を付ける
  • セラミドを取り入れるときの工夫
    ・食品やサプリメントからもセラミドは摂取できる
    ・他の美容成分も取り入れる

こんにちは、美容アドバイザーの望月優衣です。

セラミドが配合された化粧品を使用しているのに、お肌のうるおいを感じられない方も多いと思います。
実際に私も、セラミドの種類が肌質にあっていないのでは?と疑問に感じることもありました。

しかし原因は意外にもセラミドではなく、添加物である界面活性剤が影響していることがあります。

理由は、通常の美容成分と比べてセラミドは、お肌への刺激が強い界面活性剤が配合されるケースが多いからです。

そこで今回は「セラミドに界面活性剤が必要な理由」を解説し、「界面活性剤がお肌に与える影響」をお伝えします。

沢山ある界面活性剤の中でも、いったいどの界面活性剤がお肌に刺激を与えるのか?気になる方はぜひ最後まで読んでみて下さい。

セラミドの意外なデメリットとは

セラミドの意外なデメリットとは

セラミドを配合している化粧品の意外なデメリットは、界面活性剤が配合されていることです。
界面活性剤の影響によって、せっかくセラミドを取り入れているのにお肌のうるおいが損なわれるケースもあります。

界面活性剤はクレンジング以外の化粧品にも配合される

界面活性剤

界面活性剤はクレンジング以外の化粧品にも、美容のために配合されています。
理由は「水になじまない美容成分」や「油になじまない美容成分」を、お肌に馴染みやすい性質へと安定させるためです。

また「摩擦を減らす効果」や「ベタつきを抑えてつけ心地を良くする効果」もあり、界面活性剤が必ずしも悪いものという訳ではありません。

セラミドには洗浄力の高い界面活性剤が必要になる

セラミドは美容成分の中でもとくに水にも油にも溶けにくい性質があるため、「通常よりも洗浄力の高い界面活性剤が配合されるケース」が多いです。

通常の美容成分に使用される洗浄力の低い界面活性剤では、セラミドはバラバラになってしまい、期待する効果を得られなくなってしまいます。
そのため、セラミドの配合量にあわせて界面活性剤の影響を感じる可能性が高くなるのです。

次に、界面活性剤がお肌に与える影響について見てみましょう。

界面活性剤がお肌に与える影響

界面活性剤がお肌に与える影響

洗浄力の高い界面活性剤がお肌に与える影響3つがこちらです。

  • お肌に刺激を与える
  • うるおいが減る
  • バリア機能を損う

お肌に刺激を与える

乾燥肌の方やアトピーの方は、お肌に刺激を感じる可能性があります。
また、普通肌の方でも使用し続けることによって、思わぬ肌トラブルの原因になるかもしれません。

うるおいが減る

お肌に必要な皮脂までもが取り除かれて、うるおいが減る可能性があります。
界面活性剤が「皮脂汚れ」を吸着するときに、「必要な皮脂」と区別して働きかけるのがむずかしいためです。

バリア機能を損う

油の吸着力が高いと、バリア機能を形成するために必要な細胞間脂質も取り除かれてしまう可能性があります。
バリア機能を損なうと外部からの刺激(乾燥や摩擦)を受けやすい状態になり、お肌がカサつき、シワやたるみなどの原因になってしまいます。

ではいったい、界面活性剤と上手に付き合いセラミドを取り入れていくにはどうしたら良いのか?
次に対策方法を解説していきます。

セラミドを取り入れるときの注意

配合されている界面活性剤の種類に注意して、洗浄力の高い界面活性剤(とくに石油由来)を避けましょう。
洗浄力の高い石油由来の界面活性剤は、天然由来のものと比べてお肌に残りやすく、お肌への負担も大きくなります。

避けるのがむずかしいときには、長時間使用する化粧品のみ気を付けるのがおすすめです。

洗浄力の高い界面活性剤の例

  • ラウリル硫酸Na(ラウリル硫酸ナトリウム)
  • トリエタノールアミン(TEA)
  • ポリエチレングリコール(PEG)
  • ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸塩(AES)
  • オレフィンスルフォン酸Na(テトラデセンスルホン酸Na)

界面活性剤が配合されていることによって得られる効果もありますので、上手に付き合っていきましょう。

セラミドを取り入れるときの工夫

セラミドを取り入れるときの工夫

セラミドを取り入れるときには「食品やサプリメント」から摂取したり、他の美容成分もあわせてスキンケアしていきましょう。

食品やサプリメントからもセラミドは摂取できる

食品やサプリメントで摂取したセラミドも、消化されて別の成分になりますが吸収した後に、皮膚のセラミド形成を促進すると考えられています。
外側の化粧品だけではなく、内側から全身へも取り入れていきましょう。

セラミドを含む食品

  • こんにゃく芋
  • 小麦
  • 大豆
  • ホウレンソウ
  • わかめ

他の美容成分も取り入れる

高品質なセラミドはどうしても界面活性剤とセットになってしまうのと、価格も高価です。
なので、セラミドのみではなく他の美容成分とあわせて取り入れていくようにしましょう。

アスタキサンチンやヒアルロン酸、スクワランオイルなどがお肌のうるおいを保つサポートをしてくれます。

スクワランオイルの効果については、こちらをご覧ください。
スクワランオイルで保湿するときの順番や使い方は?デメリットも解説

まとめ:洗浄力の高い界面活性剤に注意してセラミドでうるおったお肌を目指そう

今回は「セラミドの意外なデメリットとは?洗浄力の高い界面活性剤に注意」をテーマにお届けしました。

  • セラミドは、お肌への刺激が強い界面活性剤が配合されるケースが多い
  • 界面活性剤がないとセラミドがうまく機能せず、配合されているのが必ずしも悪い訳ではない
  • 洗浄力の高い石油由来の界面活性剤が配合されていないものを選ぶ
せっかくセラミドを取り入れたのにカサカサお肌になってしまわないためにも、界面活性剤と上手に付き合っていきたいものです。

うるおい溢れる、みずみずしいお肌をキープしていきましょう。

これからも、皆さんに役に立つ情報が発信できたらと思ってます。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

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