今回は、こんなお悩みにお答えします。
本記事の内容はこちらです。
- ワセリンのお肌への効果4つ
- ワセリンは石油から精製され、大きく2種類ある
- ワセリンおすすめの使い方5選
- ワセリンのデメリットや気を付けたいこと4つ
こんにちは、美容アドバイザーの望月優衣です。
保湿効果の高いスキンケア商品は、値段も高いイメージがある方も多いと思います。
とくに乾燥する季節は大変です。
そもそも手のひび割れ、あかぎれの治療に処方されており、家族と一緒に使えるコスパの良さもあります。
そこで今回は、意外と忘れられがちな保湿アイテム「ワセリン」について、「お肌への効果や種類、使い方」を解説します。
再生クリームと合わせて、お肌の修復力を高めたい方にもおすすめの内容です。
ワセリンのお肌への効果4つ

ワセリンのお肌への効果4つがこちらです。
- お肌の乾燥を防ぐ
- 外部の刺激を防ぎ、肌トラブル予防
- 保湿効果を高める
- 手荒れやひび割れ、あかぎれの修復
お肌の乾燥を防ぐ
皮膚の表面に膜を張り角質層の水分蒸発を防ぐため、お肌の乾燥を防ぎます。
エアコンの効いた部屋に長時間いるときや、かさついている部分のポイントケアにも有効です。
外部の刺激を防ぎ、肌トラブル予防
ワセリンを塗るとお肌を「空気中のホコリや外部の刺激」から守り、摩擦によって引き起こされる肌トラブルの予防になります。
- マスクのこすれ
- かかとの靴擦れ
- 花粉の季節にティッシュによる鼻周りのこすれ
- 運動時の服のこすれ
保湿効果を高める
化粧水や乳液で保湿した後に、フタをする役割としてワセリンを塗ると保湿効果を高められます。
手荒れやひび割れ、あかぎれの修復
手荒れやひび割れ、あかぎれを早くきれいに治す効果が期待できます。
傷口の乾燥を防ぎ外部刺激から保護することで、細胞の再生を促進するためです。
実際にハンドクリームだけではなく、鎮痛や消炎、軟膏剤、などの医薬品にも配合されています。
次に、意外と知られていないワセリンの原料と種類について解説します。
ワセリンは石油から精製され、大きく2種類ある

ワセリンは意外にも石油から作られており、精製度合いにより大きく2種類に分かれます。
- ワセリンとは
- 「黄色」と「白色」の2種類ある
- 白色ワセリンで石油臭さのないものがおすすめ
ワセリンとは
ワセリンとは「石油から得た炭化水素類を脱色し、精製したもの」です。
石油というと防腐剤のイメージがあるかもしれませんが、保湿剤としても利用されているのです。
また、成分自体の正式名称(petroleum jelly)よりも、ユニリーバの商品名であるVaseline(ヴァセリン)が一般名詞化され、同じような軟膏を全てワセリンと呼んでいます。
「黄色」と「白色」の2種類ある
精製度合いにより「黄色ワセリン」と「白色ワセリン」の2種類に分かれます。
一般的にハンドクリームやリップクリームで使用されているものは、白色ワセリンです。
- 黄色ワセリン
安価で黄色っぽい色味をしている。 - 白色ワセリン
黄色ワセリンよりも純度が高められ、お肌の刺激も少ない。
「プロペト」「サンホワイト」は商品名であり、どちらも白色ワセリンです。
白色ワセリンで石油臭さのないものがおすすめ
顔用や敏感肌の方、アトピー性皮膚炎の方は白色ワセリンを使用しましょう。
石油臭さがなくチューブやポンプ式の塗りやすいものが、爪に詰まらずおすすめです。
また、外出用のバックに入るサイズと、自宅では子供と一緒に使えるサイズと、分けて使用するのも良いです。
次に、実際どのように取り入れているのか?をお伝えします。
ワセリンおすすめの使い方5選

おすすめの使い方5選がこちらです。
- 顔のスキンケア
- 唇のケアやツヤ出しに
- 手荒れやひび割れ、あかぎれのケア
- ヘアケア
- ひじやひざ、かかと、全身のボディケア
顔のスキンケア
お風呂上りに化粧水や乳液でお肌を整えた後、仕上げにワセリンを薄く塗ります。
乾燥しやすい目元は、季節によって使用量を調節し、べたつくときにはティッシュで拭き取りましょう。
また、夜寝る前のみ塗布するのも良いです。
唇のケアやツヤ出しに
指先でワセリンを温めてから唇に薄く塗り、ガサガサな唇をケアできます。
また、唇のツヤ出しにリップグロスの代わりとしても使用できます。
手荒れやひび割れ、あかぎれのケア
ハンドクリームとして夜寝る前に塗れば、朝にはささくれも綺麗にツルツルになります。
尿素入りのハンドクリームがしみる方にもワセリンで代用するのはおすすめです。
ヘアケア
入浴後のタオルドライした後に、毛先にワセリンをなじませて、ドライヤーの熱風から髪を守ります。
ワセリンと同じく、全身だけでなく髪にも使える「椿オイル」もおすすめです。
ひじやひざ、かかと、全身のボディケア
乾燥しがちなひじやひざ、全身のボディケアに年齢を問わず使えます。
素足でおしゃれを楽しみたい季節や靴擦れに、かかとのケアにもおすすめです。
また、ノースリーブで運動するときには、襟元や脇の下、二の腕に塗布して摩擦を防止できます。
ワセリンのデメリットや気を付けたいこと4つ

ワセリンのデメリットや気を付けたいこと4つがこちらです。
- 「ベタつき」と「テカリ」がデメリット
- 美容成分はない
- お肌に合わないこともある
- 塗り過ぎるとニキビの原因や、シーツに付着する
「ベタつき」と「テカリ」がデメリット
ベタつきと、顔に塗るとテカリが目立つことがデメリットです。
夜寝るときのみに使用するなど、上手く生活に取り入れていきましょう。
美容成分はない
ワセリン自体には美容成分はないのです。
なので、スキンケアとして使用するときには化粧水や乳液の仕上げ用として使用します。
お肌に合わないこともある
精製度の低いワセリンの場合は、かぶれや発疹を引き起こしたり、敏感肌の方やアトピー性皮膚炎の方にはお肌に合わないことがあります。
白色ワセリンの中でも精製度の高いものを選び、使用前にはパッチテストを行いましょう。
塗り過ぎるとニキビの原因や、シーツに付着する
ワセリンを塗り過ぎると「毛穴をふさいでニキビの原因」になったり、「シーツや衣類に付着」してしまいます。
また、製品によっては石油臭が強いものもあるので、好みが分かれます。
まとめ:夜寝る前に塗っておくと翌朝きれいにツルツル
今回は、「乳液だけでは物足りないときの強力な保湿アイテム・ワセリン4つの効果」をテーマにお届けしました。
- ワセリンはお肌を乾燥から守り保湿し、摩擦から保護してくれる
- スキンケア用や敏感肌の方は、精製度の高いワセリンを選ぶ
- ベタつきとテカリがあり、製品によっては石油臭もあるのがデメリット
ワセリンは身近なアイテムなのに保湿力が高く、夜寝る前に塗っておくと翌朝きれいにツルツルになります。
これからも、皆さんに役に立つ情報が発信できたらと思ってます。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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