今回は、こんなお悩みにお答えします。
本記事の内容はこちらです。
- クレンジング剤は使い分ける
- クレンジング剤の選び方
・メイクの濃さで選ぶ
・お肌の状態で選ぶ
・お肌への負担が少ない順番の参考例 - クレンジング剤の種類
①ミルクタイプ
②クリームタイプ
③ジェルタイプ
④バームタイプ
⑤リキッドタイプ(水クレンジング)
⑥オイルタイプ
⑦シートタイプ
⑧界面活性剤を使用していないもの - クレンジング時の注意点
・ゴシゴシこする
・熱湯や冷水を使っている
・時間をかけすぎている
・ポイントメイクは専用のリムーバーで落とす
こんにちは、美容アドバイザーの望月優衣です。
クレンジング剤は様々な形状や種類があり、何を基準に選べば良いのか?疑問に感じる方も多いと思います。
せっかく毎日行っているスキンケアなので、自分のお肌に合ったものを選びたいものです。
たとえば「しっかりメイクのときにはオイルタイプ」、「薄いメイクのときにはクリームタイプやミルクタイプ」というようにです。
使い分ける理由は、メイクを浮かす効果の高いものほど、お肌への負担が大きくなるからです。
そこで今回は「クレンジング剤の選び方」と「種類」について解説していきます。
また、ついついやりがちなメイク落としの注意点もお伝えしますので、ぜひ最後までお読みください。
クレンジング剤は使い分ける

クレンジング剤には「界面活性剤」が含まれているので、「メイクの濃さ」や「お肌の状態」に合わせて使い分けることが大切です。
界面活性剤といえばお肌に悪いイメージがありますが、「カバー力の高いメイクを浮き上がらせて落とす」にはどうしても必要になります。
メイクを落とす効果が高い(洗浄力が強い)ものは、お肌への負担も大きいです。
なので、その日の「メイクの濃さやお肌の状態」に合わせて、できるだけお肌にやさしいクレンジング剤を選ぶようにしましょう。
クレンジング剤の成分
クレンジング剤は油性のメイクを落とす「油分」と「水」、そして油分を水と中和させる「界面活性剤」が主な成分です。
「油分」や「界面活性剤」、「水」の配合量によってクリームタイプやオイルタイプなど、さまざまな形状に分かれています。
クレンジング剤の選び方

「メイクの濃さやお肌の状態」に合わせたクレンジング剤の選び方について解説します。
- メイクの濃さで選ぶ
- お肌の状態で選ぶ
- お肌への負担が少ない順番の参考例
メイクの濃さで選ぶ
メイクの濃さや、カバー力の高い化粧品に合わせて選びます。
洗浄力の強さの参考がこちらです。
(シートタイプが洗浄力強めで、ミルクタイプが弱めです)
- シートタイプ
- オイルタイプ
- リキッドタイプ(水クレンジング)
- バームタイプ
- ジェルタイプ
- クリームタイプ
- ミルクタイプ※メーカーや製品によってバラつきがあります。
たとえば、
- リキッドファンデーションには洗浄力高めのオイルタイプでクレンジング
- パウダーファンデーションには洗浄力弱めのミルクタイプ
のように使い分けます。
また、デイリーに使うなら油分も水分も多すぎず、バランスのよいクリームタイプがおすすめです。
お肌の状態で選ぶ
お肌の状態に合わせてクレンジング剤を選ぶことも大切です。
自分の肌質や乾燥が気になるとき、肌荒れがひどい時、毛穴が気になるときなど、何種類か使い分けていきましょう。
- 乾燥肌や敏感肌の方
うるおいのある「ミルクタイプ」や「クリームタイプ」がおすすめ。 - 脂性肌の方
ベタつきやテカリを落とせる「バームタイプ」や「オイルタイプ」がおすすめ。 - 混合肌の方
お肌の水分と油分を適度に保てる「クリームタイプ」と「ジェルタイプ」がおすすめ。 - 毛穴が気になるときには
毛穴の汚れに特化している製品の多い「ジェルタイプ」で、温感・温熱効果のあるホットクレンジングがおすすめ。
お肌への負担が少ない順番の参考例
お肌への負担が少ない参考順がこちらです。
(ミルクタイプがお肌への負担少なめで、シートタイプが強めです)
- ミルクタイプ
- クリームタイプ
- ジェルタイプ
- バームタイプ
- リキッドタイプ(水クレンジング)
- オイルタイプ
- シートタイプ※メーカーや製品によってバラつきがあります。
クレンジング剤の種類

クレンジング剤の種類7つと、界面活性剤を使用していないものについて解説します。
主なクレンジングの種類
- ミルクタイプ
- クリームタイプ
- ジェルタイプ
- バームタイプ
- リキッドタイプ(水クレンジング)
- オイルタイプ
- シートタイプ
ミルクタイプ
お肌へのダメージが少なく、しっとりなめらかな仕上がりです。
水分が多いため乾燥が気になるときにも使えます。
しかし、メイクを落とす力は弱いため、ナチュラルメイクのときにおすすめです。
クリームタイプ
油分と界面活性剤のバランスが良いものが多く、お肌への負担も比較的少ないです。
クリームなので摩擦も少なく、洗い上がりもしっとりとした仕上がりになります。
ミルクタイプよりも洗浄力は高く、ナチュラルメイクのときにおすすめです。
ジェルタイプ
ジェルタイプは色が「乳白色のもの」と「透明なもの」で大きく2種類に分かれます。
また、毛穴の汚れに特化している製品が多いので、毛穴が気になる方におすすめです。
- 色が乳白色
クリームタイプに近い洗浄力と使用感で、お肌に優しい - 色が透明
まつエクをしている方やしっかりメイクを落としたいとき用の製品が多めです。
乳白色のものと比べて界面活性剤が多く、お肌への負担が大きくなります。
バームタイプ
手で温めてオイル状にして使用します。
洗浄力が高くしっかりメイクでも落とせるのに、乾燥やつっぱり感を抑えたい方におすすめです。
リキッドタイプ(水クレンジング)
水分が多くサラっとしているため、ベタつきが苦手な方へおすすめです。
洗浄力が高く、まつエクやしっかりメイクでも落とせます。
コットンに含ませてふき取るだけなので便利ですが、摩擦と界面活性剤の量が多いので、お肌への負担になってしまいます。
オイルタイプ
油分と界面活性剤の量が多く洗浄力がとても高いため、素早くメイクを落としたいときにおすすめです。
しっかりメイクのときやウォータープルーフ、日焼け止め、落ちにくいメイクも簡単にスッキリと落とせます。
しかし、お肌への負担が大きく乾燥もしやすいので、メイクの濃い日だけに限定して使用したいです。
シートタイプ
界面活性剤の洗浄力で、ふき取るだけでメイクを落とせて便利です。
持ち運べてどこでも使えるのですが、摩擦ダメージと洗浄力の高さがお肌への大きな負担となります。
界面活性剤を使用していないもの
純粋なホホバオイルやオリーブオイルなど、界面活性剤を使用せずにお肌へ負担の少ないものもあります。
ただし、水で洗い流せないため、ふき取りによる摩擦に注意しましょう。
メイクを落とすプロセスは、お肌にとって負担になります。
次に、ついついやりがちなメイク落としの注意点を見ていきましょう。
クレンジング時の注意点

お肌をいたわりながらメイクを落とすために、クレンジング時の注意点を紹介します。
- ゴシゴシこする
- 熱湯や冷水を使っている
- 時間をかけすぎている
- ポイントメイクは専用のリムーバーで落とす
ゴシゴシこする
ゴシゴシこするとお肌の最表面(角層)に傷がつき、肌荒れを招く原因になります。
適切な量でやさしくお肌になじませて、摩擦が起きないように洗い上げていきましょう。
熱湯や冷水を使っている
基本は人肌程度のぬるま湯で、熱すぎるお湯だとお肌の乾燥を招きます。
また、冷たすぎる水だと油が固まって汚れが落ちません。
時間をかけすぎている
時間をかけすぎると、お肌のうるおいまで摂り過ぎたり、刺激になってしまいます。
マッサージは行わずになるべく短時間で、すすぎまで含めて1分ほどで終わらせましょう。
ポイントメイクは専用のリムーバーで落とす
マスカラやアイライナー、口紅は専用のリムーバーを使って落とすと、お肌への負担が少なくてすみます。
とくにマスカラはメーカーによって固める成分が異なるので、「使用しているマスカラと同一メーカーのリムーバー」がおすすめです。
まとめ:毎日のことだからこそ正しいお手入れが肝心
今回は、「クレンジングの正しい選び方を解説!ついついやりがちな注意点も」
- クレンジング剤は、その日の「メイクの濃さ」と「お肌の状態」に合わせて使い分ける
- お肌への負担が少ないのはクリームタイプ、しっかりメイクを落とすにはオイルタイプ
- ぬるま湯を使い、すすぎまで含めてて1分ほどで終わらせる
毎日のことだからこそ正しいお手入れが肝心です。
これからも、皆さんに役に立つ情報が発信できたらと思ってます。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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