今回は、こんな疑問にお答えします。
本記事の内容はこちらです。
- ナイアシンアミドとは
- ナイアシンアミド5つの効果(メリット)
- ナイアシンアミドのデメリット
- ナイアシンアミドを配合したスキンケア商品
- ナイアシンアミド3つの注意点
- ナイアシンアミドの副作用は?
こんにちは、美容アドバイザーの望月優衣です。
いろいろなスキンケアアイテムを買いそろえて使うのは、お金も時間もかかりますよね。
そんなときにおすすめなのが「ナイアシンアミド」です。
そこで今回は「ナイアシンアミドの効果」について、デメリットもあわせて解説します。
ピンとハリのあるもちもち肌を目指したい方は、ぜひ最後まで読んでみて下さい。
ナイアシンアミドとは
ナイアシンアミドは水溶性ビタミン(ビタミンB3)のことです。
ビタミンB群を多く含む食事から摂取することができ、体内でも合成されます。
不足すると、ナイアシンアミドを必要とする酵素の活動が弱まり、体内の代謝機能の低下にかかわります。
化粧品に含まれるナイアシンアミド
ナイアシンアミドは「肌荒れ、シワ改善、美白」の3つの有効成分として国の承認を得ています。
主にニキビ改善や美白目的で化粧品に配合され、効果が注目を集めています。
シワ改善効果を国に認められている
ナイアシンアミドは、厚生労働省からシワ改善効果を認められています。
厚生労働省からシワ改善効果を認められた商品の歴史
- 2017年にポーラの「ニールワン」を配合した「リンクルショット」
- 2017年に資生堂の「純粋レチノール」を配合した「エリクシール」
- 2018年にコーセーの「ナイアシンアミド」を配合した「コスメデコルテiP Shotアドバンスト」や「ザ リンクレス」
ナイアシンアミドは、クリームや液体などさまざまな用途で安定使用できるので、他のシワ改善成分より話題になりました。
厚生労働省:ナイアシンアミドについて
ナイアシンアミド5つの効果(メリット)

ナイアシンアミドにはシワ改善と美肌効果以外にも、嬉しい効果がたくさんあります。
- シワの改善効果
- 美白効果
- 肌荒れの予防
- 敏感肌でも使いやすい
- 体が疲れているときの栄養補給
シワの改善効果
ナイアシンアミドはお肌に潤いとハリを与える効果が期待できます。
加齢にともない減少する角質層の合成を高め、コラーゲン生成をサポートする作用があるためです。
美白効果
メラニンの生成を抑えるので、シミやくすみを防ぎ、美白効果に期待できます。
美白有効成分として2007年に厚生労働省に承認されました。
肌荒れの予防
乾燥からお肌の水分を守り、毛穴のつまりを予防します。
その理由は皮脂の分泌量をコントロールし、お肌のバリア機能を高める効果があるためです。
敏感肌でも使いやすい
同じシワ改善成分のレチノールと比べて、ナイアシンアミドは作用がゆるやかです。
またレチノール以外の有効成分でお肌が赤くなる方も、刺激の少ないナイアシンアミドを試してみてはどうでしょう。
体が疲れているときの栄養補給
ナイアシンアミドは栄養ドリンク(肉体疲労時や滋養強壮用)にも配合されています。
体内の代謝機能を促進させ、エネルギー生成に効果的な作用があるためです。
ナイアシンアミドのデメリット
ナイアシンアミドは化粧品に配合されるだけではなく、サプリメントとして服用されることがあります。
内服する場合は、副作用が出る可能性もあるので注意しましょう。
摂取し過ぎるとインスリンの効果を弱める可能性がある
血糖値を下げる働きをするインスリンの効果を弱める可能性があるので、糖尿病予防をしている方は摂取し過ぎに注意です。
タバコと関連があると誤解される
別名「ニコチン酸アミド」と呼ばれることから、タバコに含まれる有害物質「ニコチン」と勘違いされることもあります。
「ニコチン酸アミド」は有害物質ではありません。
ナイアシンアミドを配合したスキンケア商品

ナイアシンアミドは水に溶けるので、化粧水や美容液などのスキンケア商品に配合されています。
とくにシワ改善や美白効果、ほうれい線対策のスキンケア商品が人気です。
使い方・タイミングは?
ナイアシンアミドの効果が現れるまで時間がかかります。
3ヶ月ほど継続して使用し、様子を見ましょう。
タイミングは日中の紫外線からお肌を守るために、朝のケアに取り入れるのがおすすめです。
スキンケアの順番
- 洗顔
- 化粧水
- ナイアシンアミドを含む化粧水や美容液
- 乳液やクリーム
レチノールをあわせて使用するときには、ナイアシンアミドのあとにレチノールを塗布します。
やさしくハンドプッシュして、お肌になじませましょう。
ナイアシンアミド3つの注意点
良いことだらけのナイアシンアミドですが、注意点もあります。
海外製品の中にはビタミンC製品と一緒に使用するのを避けるものもある
一部のナイアシンアミドには、ビタミンCの種類によって併用を避けるように記載されているものがあります。
すべてのナイアシンアミドが該当するわけではありません。
製品ラベルの記載に注意して使用しましょう。
複数の美容成分が入っているものを避ける
国内製品でも、植物エキスなど複数の美容成分が入っているものは避けましょう。
お互いの効果を打ち消す可能性があるからです。
金属アレルギーの方は亜鉛が配合されている製品を避ける
酸化亜鉛などが配合されていることもあるので、金属アレルギーの方は注意です。
ナイアシンアミドの副作用は?
ナイアシンアミドをサプリメントとして内服するときには、かゆみや赤みの症状が出る可能性があります。
ナイアシンアミドの血管を広げる作用があるためです。
ナイアシンアミド摂取による、かゆみや赤みなどの症状はナイアシンフラッシュと呼ばれています。
スキンケア商品は副作用が少ないですが、事前のパッチテストは必ず行いましょう。
まとめ:ピンとハリのあるもちもち肌を目指してスキンケアに取り入れたい!
今回は「シワ改善と美白の2つの効果を叶える美容成分ナイアシンアミド」をテーマに、下記内容でお届けしました。
- ナイアシンアミドとは
- ナイアシンアミド5つの効果(メリット)
- ナイアシンアミドのデメリット
- ナイアシンアミドを配合したスキンケア商品
- ナイアシンアミド3つの注意点
- ナイアシンアミドの副作用は?
ナイアシンアミドは国に認められているシワ改善と美白成分です。
刺激も少なくスキンケアに取り入れやすいので、ぜひ試してみて下さい。
同じく美肌効果を期待できる「レチノール」との相性も良いので、気になった方はこちらの記事もご覧ください。
これからも、皆さんに役に立つ情報が発信できたらと思ってます。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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