今回は、こんな疑問にお答えします。
本記事の内容はこちらです。
- オリゴ糖とは
- 5種類のオリゴ糖を紹介
- オリゴ糖の効果効能は?
- オリゴ糖はこんな方におすすめ
- オリゴ糖の日常への取り入れ方
オリゴ糖を多く含む食品から摂取する
オリゴ糖を抽出した製品を食べ物にトッピングする
サプリメントで摂取する
オリゴ糖の摂取量の目安は?
摂取する期間はどれくらいか? - 同じく腸内環境を整えるヨーグルトとの違いは?
- オリゴ糖のデメリットは?
- オリゴ糖は太る?
こんにちは、美容アドバイザーの望月優衣です。
腸内環境やダイエットのために、オリゴ糖を取り入れる話を耳にします。
しかしオリゴ糖にはどんな効果があり、なぜダイエットに取り入れられているのかを、疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は「オリゴ糖の効果効能」を解説し、オリゴ糖が太るのかについても紹介します。
この記事は、デトックス作用が気になっている方にも必見の内容ですよ。
オリゴ糖とは
オリゴ糖は「脳や体のエネルギー源になる糖の一種」で、摂取して体内に取り込みます。
「オリゴ」という名前の由来は、結合する糖の数が少ないことからつけられました。
特徴がこの2つです。
- 他の糖と比べて低エネルギー
- 消化吸収されにくい
最近では、腸内細菌を増やす作用も研究され注目をあびていますよね。
そしてオリゴ糖は一つではなく、たくさんの種類があります。
5種類のオリゴ糖を紹介
オリゴ糖 食品には沢山の種類があり、細かく分けると約20種にもなります。
どの食品に、どんなオリゴ糖が含まれているのか、代表的なオリゴ糖を5つ紹介します。
代表的なオリゴ糖5つ
- フラクトオリゴ糖
- 大豆オリゴ糖
- ガラクトオリゴ糖
- イソマルトオリゴ糖
- キシロオリゴ糖
にんにくやごぼう、アスパラガスなどに含まれる「フラクトオリゴ糖」
- 血糖値が上昇しない
- 虫歯になりにくい
- ショ糖の約30~60%の甘さ
大豆に含まれる「大豆オリゴ糖」
- 熱や酸に強いので調理して摂取しやすい
- オリゴ糖の中でも腸内環境を整える効果が高い
- ショ糖の約70%の甘さ
母乳や牛乳に含まれる「ガラクトオリゴ糖」
- 熱や酸に強いので調理して摂取しやすい
- タンパク質やミネラルの吸収を促進
- ショ糖の約25~35%の甘さ
はちみつや味噌、醤油などに含まれる「イソマルトオリゴ糖」
- 熱や酸に強いので調理して摂取しやすい
- 防腐作用があり保存しやすい
- 免疫力の向上
- ショ糖の約40~50%の甘さ
きのこやたけのこに含まれる「キシロオリゴ糖」
- 熱や酸に強いので調理して摂取しやすい
- オリゴ糖の中でも腸内環境を整える効果が高い
- ショ糖の約25~40%の甘さ
では、実際にオリゴ糖にどんな効果があるのか?
美容にも健康にも嬉しい効果効能を見ていきましょう。
オリゴ糖 効能や効果は?
オリゴ糖の効果効能について紹介します。
話題の「おなかの調子を整える」以外にも、たくさんの効果がありますよ。
オリゴ糖の効果5つ
- 腸内環境を整える
- 美肌効果
- 動脈硬化の予防
- ミネラルの吸収促進
- 虫歯の予防
腸内環境を整える
オリゴ糖には腸内環境を整え、便秘を改善する効果が期待できます。
その理由は胃や小腸で吸収されにくいため、善玉菌のエサとして大腸まで届きやすいからです。
オリゴ糖は「プレバイオティクス」の有効性が認められ、「特定保健用食品」(トクホ)として認可されました。
美肌効果
オリゴ糖の腸内環境を整える効果は、美肌にもつながります。
なぜなら老廃物を排出し血流が良くなることで、お肌の新陳代謝が促進されるからです。
また腸内の悪玉菌の増殖をおさえる効果もあるため、肌荒れ対策にも。
動脈硬化の予防
オリゴ糖は動脈硬化の予防にも期待できます。
というのも腸内の善玉菌を増やす効果で、血中コレステロール値と中性脂肪を低下させるためです。
そして多くのオリゴ糖が、摂取しても血糖値が上がりにくい性質をもっています。
ミネラルの吸収促進
オリゴ糖にはカルシウムや鉄などの、ミネラルの吸収を促進する効果が期待できます。
善玉菌を増やす効果で腸内のpHが低下し、ミネラルが細胞により溶けやすい状態になるためです。
虫歯の予防
オリゴ糖は糖質の中でもめずらしく、虫歯になりにくい性質があります。
これはオリゴ糖が、虫歯の原因菌(ミュータンス)のエサにならない成分を持っているからです。
そのため、砂糖が使用されている食品をオリゴ糖に切り替えると、虫歯の予防に役立ちます。
それでは、オリゴ糖をおすすめしたい人はどんな方か?見ていきましょう。
オリゴ糖はこんな方におすすめ

- 腸内環境を整えたい方
- 美肌を目指したい方
- ダイエットをしたい方
健康や美容に嬉しいオリゴ糖を、日常で摂取するにはどうしたら良いのか。
次からポイントを解説していきます。
オリゴ糖の日常への取り入れ方
オリゴ糖 使い方や摂取する方法は主に3つあります。
- オリゴ糖を多く含む食品から摂取する
- オリゴ糖を抽出した製品を食べ物にトッピングする
- サプリメントで摂取する
手軽に摂取できるサプリメントは、腸内環境を整えたい方や、便秘の改善に便利です。
オリゴ糖を多く含む食品をから摂取する
オリゴ糖を含む食材がこちらです。
- にんにく、ごぼう、アスパラガス
- 大豆
- 母乳、牛乳
- はちみつ、味噌、醤油
オリゴ糖を抽出した製品を食べ物にトッピングする
オリゴ糖を抽出した製品は、「砂糖の摂取を減らしたいとき」の置き換えダイエットにおすすめです。
サプリメントで摂取する
手軽に摂取できるサプリメントは腸内環境を整えたい方や、便秘の改善に便利です。
続いて「摂取量の目安」と、「どれくらいの期間続ければよいのか」についてです。
オリゴ糖の摂取量の目安は?
オリゴ糖製品の摂取量は「1日あたり2〜10g」を目安にしましょう。
摂取する期間はどれくらいか?
フラクトオリゴ糖での実験では、「2週間摂取し続ける」と腸内細菌の数が増えたという研究結果があります。
しかし摂取をやめると、腸内細菌の数は「2週間後に元に戻り」、摂取を続けないと効果を得られません。
効果に個人差はありますが、できるだけ毎日続けましょう。
同じく腸内環境を整えるヨーグルトとの違いは?

ヨーグルトなどの発酵食品は、生きた善玉菌を摂取して腸内環境を整えます。
一方、もともと腸内に住んでいる善玉菌を増やすためのエサがオリゴ糖です。
オリゴ糖のデメリットは?
オリゴ糖を取り入れるときのデメリット(注意点)もあります。
- 体質によってはお腹がゆるくなることもあるので、初めは少量ずつ摂取する
- 砂糖よりも高価である
- 過敏性腸症候群(IBS)の方は摂取を控える
- 甘さが足りずに摂取しすぎてしまう
- 加工食品にオリゴ糖の表記があっても、砂糖も使用されている場合がある
甘さが足りないだけでなく低カロリーだからといって、ついつい摂取しすぎて肥満の原因になることもあります。
そして加工食品の場合は、商品パッケージに「オリゴ糖の表記」があっても、砂糖も一緒に使われている商品が多いです。
ダイエット目的の方は成分表示を見て「オリゴ糖を足しただけの商品」に、注意しましょう。
続いて気になる、オリゴ糖は太るかどうかについてです。
オリゴ糖は太る?

オリゴ糖は、たくさん食べても太らないわけではありません
砂糖より低カロリーで甘さも感じられるため、置き換えダイエットをするなら便利です。
対して「乳糖果糖オリゴ糖1g」は、半分の2kcal。
なので「同じ量を食べるなら、オリゴ糖に置き換えた方が太りにくい」となります。
まとめ:一緒に砂糖も摂取してしまわないように注意しよう!
今回は、「オリゴ糖は太るのか?毎日の取り入れ方と効果効能・デメリットを解説」をテーマに、下記内容でお届けしました。
- オリゴ糖とは
- 5種類のオリゴ糖を紹介
- オリゴ糖の効果効能は?
- オリゴ糖はこんな方におすすめ
- オリゴ糖の日常への取り入れ方
オリゴ糖を多く含む食品から摂取する
オリゴ糖を抽出した製品を食べ物にトッピングする
サプリメントで摂取する
オリゴ糖の摂取量の目安は?
摂取する期間はどれくらいか? - 同じく腸内環境を整えるヨーグルトとの違いは?
- オリゴ糖のデメリットは?
- オリゴ糖は太る?
摂取量さえ気を付ければ、腸内環境をはじめ健康や美容にも嬉しい効能ばかりです。
ぜひ日常の食品でオリゴ糖に置き換えられるものがないか、探してみて下さい。
これからも、皆さんに役に立つ情報が発信できたらと思ってます。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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