今回は、こんなお悩みにお答えします。
本記事の内容はこちらです。
- なぜ目元や口周りのお肌のケアにトラネキサム酸が良いのか
- トラネキサム酸の美容効果
・美白効果
・シミ(肝斑)の予防と改善効果 - トラネキサム酸のデメリット
・まれに食欲不振や吐き気が起きる
・配合量が多いものは処方してもらう必要がある
・保険適用外のため費用が高い - トラネキサム酸の注意点
・止血薬との併用はできない
・コレステロール値が高い人は使用を控える - どれくらいの期間で効果があらわれるのか
・1~2ヶ月で効果がみられる傾向が多い
・1日の摂取量は750mg~1500mgが目安
こんにちは、美容アドバイザーの望月優衣です。
年齢とともに気になる「目元や口周りのお肌のケア」には、トラネキサム酸がおすすめです。
そこで今回は「なぜ目元や口周りのお肌のケアにトラネキサム酸が良いのか」をデメリットや注意点も含めて解説します。
すでにトラネキサム酸を取り入れている方にもおすすめな内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。
なぜ目元や口周りのお肌のケアにトラネキサム酸が良いのか

トラネキサム酸は、年齢とともに気になるシミ(肝斑)の予防・改善効果が国で認められている成分です。
美白内服薬とも呼ばれ、飲み薬以外にもさまざまなスキンケア商品(洗顔、化粧水、美容液、クリーム)に配合されています。
トラネキサム酸の美容効果
トラネキサム酸の美容効果がこちらです。
- 美白効果
- シミ(肝斑)の予防と改善効果
美白効果
トラネキサム酸はメラニン色素を生成する要因である「メラノサイトの活性化」を抑えるので、美白効果が期待できます。
シミ(肝斑)の予防と改善効果
トラネキサム酸はシミ(肝斑)に対して有効成分であると厚生労働省から承認されています。
シミに対して有効である理由は、シミのもとになる物質(プラスミンやプロスタグランジン)の働きを抑えるためです。
また、炎症を抑える効果でメラニン色素の沈着を防ぐため、シミの改善効果も期待できます。
肝斑(かんぱん)とは
肝斑はほほ骨やひたい、口周りにできるシミで、輪郭がはっきりしないことが特徴です。
20~40代の女性に発症する傾向が多く、発生率の差は男性の4~9倍になります。
原因はホルモンバランスの乱れや遺伝、妊娠などさまざまな要因が影響しているとされ、ひとつに特定されていません。
治療にはトラネキサム酸を主成分にした内服薬が用いられています。
続いて、トラネキサム酸のデメリットを解説します。
トラネキサム酸のデメリット
トラネキサム酸のデメリット3つがこちらです。
- まれに食欲不振や吐き気が起きる
- 配合量が多いものは処方してもらう必要がある
- 保険適用外のため費用が高い
まれに食欲不振や吐き気が起きる
トラネキサム酸は安全性が高く副作用はほとんどないとされていますが、まれに食欲不振や吐き気が起きるケースもあります。
症状が出た時にはすぐに内服を中止しましょう。
配合量が多いものは処方してもらう必要がある
配合量が多いものは皮膚科で診察を受けて処方してもらう必要があります。
市販薬と医療機関で処方されるものとで、トラネキサム酸の配合量に規定があるためです。
トラネキサム酸の配合量
- 市販薬:750mgまで
- 医療機関で処方されるもの:2000mgまで
保険適用外のため費用が高い
美容目的の処方は保険適用外になるため、費用が高いのもデメリットです。
しかし、医師にお肌の状態を診てもらい相談する機会になるので、市販薬にはないメリットにも考えられます。
あわせて、摂取するときの注意点も解説します。
トラネキサム酸の注意点
トラネキサム酸を摂取するときの注意点がこちらです。
- 止血薬との併用はできない
- コレステロール値が高い人は使用を控える
止血薬との併用はできない
トラネキサム酸は、胃の出血を抑えるために処方される「トロンビン」と併用はできません。
どちらも血をかたまりやすくする効果があるため、一緒に服用すると血栓ができやすくなるからです。
コレステロール値が高い人は使用を控える
コレステロール値が高い人は血栓ができる可能性が高まるため、トラネキサム酸の服用は控えましょう。
また、血栓の既往歴がある方や心筋梗塞になったことがある方も注意が必要です。
次に、トラネキサム酸はどれくらいの期間で効果があらわれるのか?についてです。
どれくらいの期間で効果があらわれるのか
トラネキサム酸をどれくらいの期間服用するのか、1日の摂取目安について解説します。
- 1~2ヶ月で効果がみられる傾向が多い
- 1日の摂取量は750mg~1500mgが目安
1~2ヶ月で効果がみられる傾向が多い
生活習慣によってさまざまですが、1~2ヶ月で効果がみられる傾向が多いです。
1ヶ月を目安に服用し、効果を感じられない場合は2~3ヶ月ほど継続して様子を見てみましょう。
1日の摂取量は750mg~1500mgが目安
1日の摂取量は750mg~1500mgを目安として、2000mgを超えないようにしましょう。
また1日に2~3回など、できるだけ回数を分けると効果的です。
まとめ:シミを予防して若々しいお肌をキープしよう
今回は、「目元や口周りが老けてみえると感じたらシミ予防にトラネキサム酸」をテーマにお届けしました。
- トラネキサム酸はシミ(肝斑)に対して有効であると厚生労働省から認められている
- メラニン色素の生成と沈着を防ぐので美白効果が期待できる
- 皮膚科で処方してもらうには保険適用外となる
体の内側からも働きかけて美白を助けてくれるトラネキサム酸。
飲み薬だけでなくさまざまな化粧品に配合されていますので、気になった方はぜひスキンケアに取り入れてみて下さい。
これからも、皆さんに役に立つ情報が発信できたらと思ってます。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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