日焼け止めの種類をなんとなく選んでませんか?効果的な紫外線対策とは

日焼け止めで予防できることは? スキンケア
日焼け止めに表記されている「PA」って何?種類も多いので簡単な選び方を知りたい。

今回は、こんな疑問にお答えします。

本記事の内容はこちらです。

  • 日焼け止めで予防できることは?
  • 日焼け止めに含まれている成分の効果は?
  • 日焼け止めの種類と選び方
  • 日焼け止めを塗るときのポイント
    ・保湿ケアをしてから塗る
    ・塗るタイミングは出かける15分前
    ・塗り直しする間隔は2時間
  • 日焼け止めに関する注意点
    ・塗り忘れがちな部位5選
    ・晴れていない日も紫外線に注意
    ・敏感肌の方は「紫外線散乱剤」のみ使用で「ノンケミカル」な製品を選ぶ

こんにちは、美容アドバイザーの望月優衣です。

日焼け止め製品のパッケージで、「PA」や「紫外線○○剤」といった表記を目にします。

「SPF」の数値は気にしているけど、他の表記はどんな効果を表しているのか、疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は「日焼け止めに含まれている成分の効果」を解説し、「生活シーンにあわせた種類の選び方」を紹介します。

美肌を意識している方には、ぜひ「PA」の表記についても知って頂きたい内容です。

日焼け止めで予防できることは?

日焼け止めで予防できることは?

日焼け止めを塗ると、日焼け以外にもさまざまな皮膚トラブルを抑えることができます。

その理由は、紫外線を浴びすぎるとお肌が乾燥して、皮膚がダメージを受けやすい状態になるからです。

日焼け止めによる皮膚への効果。

  • 炎症予防
  • メラニン色素生成やシミの予防
  • 老化の予防
  • 乾燥によるシワの予防
炎症予防

メラニンで保護できる量を越えて紫外線を浴びたとき、皮膚が炎症を起こすのを和らげます。
紫外線により皮膚のバリア機能が壊れてしまうとヒリヒリしたり、赤みが続いてしまいます。
ひどくなると発熱や水ぶくれの症状も出るので気を付けましょう。

メラニン色素生成やシミの予防

紫外線から皮膚を守るメラニン色素の生成を抑えて、メラニン色素がシミになるのを予防できるでしょう。

老化の予防

紫外線がお肌の奥(真皮層)に到達し、コラーゲンを破壊することを予防します。

また、お肌が乾燥して水分量が減ることで引き起こされる、皮膚の再生機能(ターンオーバー)の低下を防ぐのにも期待できるでしょう。

紫外線による影響以外にも、お肌の老化対策について詳しく知りたい方はこちらの記事へ。
【老化する?】活性酸素の影響と増える原因をわかりやすく解説

 

乾燥によるシワの予防

乾燥してお肌の水分量が減ることで引き起こされる、シワの発生を防ぐことが期待できます。

次に、日焼け止めで表記されている成分について見ていきましょう。

日焼け止めに含まれている成分の効果は?

日焼け止めに含まれている成分の効果は?

日焼け止めの製品パッケージに記載されている「SPFとPA」や「紫外線○○剤」について、それぞれ解説します。

  • SPFとPAとは
  • 紫外線散乱剤と紫外線吸収剤とは

SPFとPAとは

SPFとPAとは

日焼け止め製品に表記されている「SPF」と「PA」では、それぞれ防ぐ紫外線の種類が異なります。

SPF(紫外線UVのB波を防ぐ)

肌が炎症して赤くなる紫外線を防ぐ数値です。

最高値をSPF50とし、それ以上の数値はSPF50+と表示しています。

PA(紫外線UVのA波を防ぐ)

肌の表面よりも奥にある真皮層にとどき、「シミやシワの原因」になる紫外線を防ぎます。

UVカットされていない窓ガラスを通り抜ける性質があり、家の中でも注意が必要です。

PAはプラスの数で効果が高くなり、4段階に分かれます。

PAの効果は4段階表記

  • PA+
  • PA++
  • PA+++
  • PA++++

紫外線散乱剤と紫外線吸収剤とは

日焼け止めの製品には紫外線を防ぐために、「紫外線散乱剤」と「紫外線吸収剤」が配合されています。

この紫外線を防ぐ物質は両方配合している製品と、どちらか一方だけを配合している製品、さまざまです。

紫外線「散乱剤」の効果

  • お肌の表面で反射・散乱して、紫外線を防ぐ。
  • 塗り方によってはお肌の表面が白く浮いて見える。
  • お肌への負担が低い

紫外線「吸収剤」の効果

  • お肌の内部で紫外線が細胞に影響を及ぼさないように変換・吸収します。
  • 色が透明で塗りやすい
  • 散乱剤よりもお肌への負担が高く、敏感肌の方には合わない場合もある。

それではSPFとPAを、具体的な生活シーンにあわせた選び方について見てみましょう。

厚生労働省:日焼けを防ぐ

日焼け止めの種類と選び方

日焼け止め製品の選び方について、3つの視点から紹介します。

  • 生活シーンでの「SPFとPA」の目安
  • 使い心地(テクスチャー)で選ぶ
  • 入っていない方が良い成分

生活シーンでの「SPFとPA」の目安

普段は「SPF20、PA++」で十分効果的です。

長時間外出するときはどれくらいの数値を選べば良いかのか?こちらをご覧下さい。

  • 買い物などの日常生活の外出
    SPF10~20
    PA++

     

     

  • レジャーやスポーツなどの長時間の外出
    SPF20~40
    PA+++

     

     

  • 炎天下でのレジャーやスポーツ
    SPF40~50+
    PA++++

使い心地(テクスチャー)で選ぶ

塗り心地や、塗りたい部位によって製品を使い分ける方法です。

製品によっては容量に種類もあり「持ち運びやすさ」も選べます。

  • ジェルやクリーム
    塗り直しもしやすく、保湿力も高い。
    顔や全身の使用におすすめ。

     

     

  • スプレー
    さらさらな仕上がりでサッと塗れる。
    足や背中、髪などのクリームで塗りづらい部位をカバーできる。

     

     

  • パウダー
    刺激が少なく敏感肌の方におすすめ。
    顔やデコルテ、さらっとした仕上がりで使いやすい。

入っていない方が良い成分

「シリコンや防腐剤、界面活性剤」が配合されていない無添加の方が、一般的にお肌のバリア機能を損なわないとされています。

しかし無添加の製品自体が少なく、探すのが困難です。

そして、無添加だからといって必ずお肌に合うわけではないので注意しましょう。

あわせて気になる、塗り方やタイミングについて。



日焼け止めを塗るときのポイント

日焼け止めは何気なく塗ってしまいがちです。

塗るタイミングや、塗り直しの間隔を確認しましょう。

  • 保湿ケアをしてから塗る
  • 塗るタイミングは出かける15分前
  • 塗り直しする間隔は2時間

保湿ケアをしてから塗る

日焼け止めは化粧水や乳液で保湿ケアをして、お肌が乾燥していない状態で塗ります。

充分な量を、ムラにならないようになじませます。

塗るタイミングは出かける15分前

日焼け止めがお肌になじむまで15分ほどかかるので、出かける15分前には塗り終えておきます。

または朝のスキンケアの一環で行うのも、ひとつの方法です。

塗り直しする間隔は2時間

多くの日焼け止め製品の効果が約2〜3時間なので、2時間おきに塗り直すのがおすすめです。

スプレーやパウダータイプなら、メイクの上からも使用できます。

さらに、注意点についても紹介します。

日焼け止めに関する注意点

日焼け止めの注意点や、紫外線についての認識で知っておきたいこと。

  • 塗り忘れがちな部位5選
  • 晴れていない日も紫外線に注意
  • 敏感肌の方は「紫外線散乱剤」のみ使用で「ノンケミカル」な製品を選ぶ

塗り忘れがちな部位5選

日焼け止めを塗り忘れがちな部位5つがこちらです。

  1. 首のうしろ
  2. 髪の生え際
  3. ひざ
  4. 足の甲

自分では塗りずらいところや隠れるかどうかのギリギリのところを忘れてしまうと、変な焼け方になってしまうので注意しましょう!

焼かないことが大事です!

晴れていない日も紫外線に注意

紫外線は晴れた日だけでなく、曇りの日にも毎日降り注いでいます。

  • 日陰でも地面からの照り返しに注意する。
  • 部屋の中でも、UVカットされていない窓ガラスに注意する。

イメージは日差しが当たっているときに日焼けすると思っているかもしれないですが、紫外線は常に降り注いでいると考えましょう。

敏感肌の方は「紫外線散乱剤」のみ使用で「ノンケミカル」な製品を選ぶ

個人差がありますが、敏感肌の方は「紫外線散乱剤」のみ使用している製品をおすすめします。

「紫外線散乱剤」のみ使用している製品の表記はさまざまで、「ノンケミカル」「紫外線吸収剤フリー」と記載されていることもあります。

肌に合わない日焼け止めを使用すると肌荒れの原因にもなってしまいます。

日焼け止めに関するQ&A

日焼け止めは1日に何回?

状況にもよりますが、私は2~3時間ほどで塗り直ししています。夏などは特にこまめに塗りなおすのがいいですね。

日焼け止めを塗らないとどうなる?

日焼けは肌のやけどです!炎症を起こしてしまい赤くひりひりした状態になってしまいます。
紫外線の蓄積によって、シミ、たるみの原因にもなるので、対策は必ずしましょう!

もし肌トラブルが起きたら

軽度の日焼けであれば、冷えたタオルなどをヒリヒリしている部位にあててしっかり冷やしましょう。

冷やしても痛みが強い場合は、ステロイド外用薬などを使うといいかもしれません!薬局などにおいてありますが、使用方法などはしっかり確認しましょう!

もし、自分では判断できない場合や症状が悪化してしまった場合は皮膚科にはやめに相談することをオススメします。

まとめ:紫外線対策は1年中気を付けよう

今回は、「日焼け止めの種類をなんとなく選んでませんか?効果的な紫外線対策とは」をテーマに、下記内容でお届けしました。

  • 日焼け止めで予防できることは?
  • 日焼け止めに含まれている成分の効果は?
  • 日焼け止めの種類と選び方
  • 日焼け止めを塗るときのポイント
    ・保湿ケアをしてから塗る
    ・塗るタイミングは出かける15分前
    ・塗り直しする間隔は2時間
  • 日焼け止めに関する注意点
    ・塗り忘れがちな部位5選
    ・晴れていない日も紫外線に注意
    ・敏感肌の方は「紫外線散乱剤」のみ使用で「ノンケミカル」な製品を選ぶ
とくに塗り直しは忘れがちなので、思い出さなくても良いように、何かと条件付けて覚えておきたいです。

紫外線対策は1年中続きますが、美肌のために頑張っていきましょう。

これからも、皆さんに役に立つ情報が発信できたらと思ってます。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

紫外線によるお肌の老化以外にも、お肌の老化対策について詳しく知りたい方はこちらの記事へ。
【老化する?】活性酸素の影響と増える原因をわかりやすく解説

 



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