ビタミンC誘導体の効果を高めるには?お肌に合わせた3つの選び方

肌質にあわせて「ビタミンC誘導体の種類」を選ぶ スキンケア
ビタミンC 誘導体の効果を実感できない。

今回は、こんなお悩みにお答えします。

本記事の内容はこちらです。

  • ビタミンC 誘導体を効果的に継続する3つの選び方
  • お肌に合った濃度を選ぶ
  • 肌質にあわせて「ビタミンC 誘導体の種類」を選ぶ
    ・乾燥肌や敏感肌の方には「脂溶性」
    ・脂性肌や混合肌の方には「水溶性」
    ・普通肌や脂性肌の方には「両親媒性」
  • 目的にあわせて他の成分にも気を付ける
    ・美白効果
    ・シワやたるみのケア
    ・毛穴やニキビのケア

こんにちは、美容アドバイザーの望月優衣です。

「ビタミンC 誘導体」はビタミンCを皮膚に吸収しやすい構造に改良されたものなので、何となくお肌に良い気がします。

しかし、何となく良い気がするものの「効果を実感しづらい」と感じている方も多いのではないでしょうか。

そうすると、より高度が高い製品へ意識が向いてしまいます。

実はビタミンC 誘導体は濃度の高さよりも、お肌に合ったものを長く継続して使用することが大切です。

そこで、この記事では「ビタミンC 誘導体を効果的に継続する3つの選び方」を解説します。
お肌に合ったものを選び、2~3ヶ月は継続していきましょう。

ビタミンC誘導体

ビタミンC誘導体

ビタミンCは、空気に触れると酸化しやすい、水に溶かすと活性を失う、肌に吸収されにくい性質があります。そんな弱点を改良してできたのが、ビタミンC 誘導体です。

その中でも種類があるので、それぞれの特徴もお伝えしていこうと思います。

最近化粧水などにもビタミンC 誘導体配合など書かれているものも多くなりましたよね?
一体何がいいのかしっかり理解して使用しましょう。

期待できる効果

  • 活性酸素の除去
  • ニキビの色素沈着防止
  • メラニン色素抑制
  • シミ・そばかすのケア
  • しわ・たるみのエイジングケア

などの嬉しい効果が期待できます。

ビタミンC 誘導体を効果的に継続する3つの選び方

ビタミンC誘導体を効果的に継続する3つの選び方

ビタミンC 誘導体をより効果的に使い、継続する3つの選び方がこちらです。

  • お肌にあった濃度を選ぶ
  • 肌質にあわせて「ビタミンC誘導体の種類」を選ぶ
  • 目的にあわせて他の成分にも気を付ける

ひとつずつ解説していきます。

お肌に合った濃度を選ぶ

お肌に合った濃度を選ぶ

初めは「ビタミンC 誘導体の濃度の低いもの」を選びます。
濃度が高いほどお肌への刺激が高くなるので、濃度を高くするときは少しずつ様子を見ながら上げていきましょう。

一般的に効果的な濃度は3~6%

濃度を10%以上にしてもお肌が吸収できる量に限度があるので、濃度が高ければ高いほど良い訳ではありません。
刺激が強すぎるとかえってお肌の乾燥を招きますので、ご自身にあった濃度を探してみましょう。

濃度以外にも成分表には「アスコルビン酸」や「アスコルビル」など、ビタミンC 誘導体の名称が何種類も表記されています。
そこで、どの肌質にはどのビタミンC 誘導体がおすすめなのかを解説します。

肌質にあわせて「ビタミンC誘導体の種類」を選ぶ

肌質にあわせて「ビタミンC誘導体の種類」を選ぶ

肌質にあわせて「ビタミンC 誘導体の種類」を選びましょう。

  • 乾燥肌や敏感肌の方には「脂溶性」
  • 脂性肌や混合肌の方には「水溶性」
  • 普通肌や脂性肌の方には「両親媒性」

乾燥肌や敏感肌の方には「脂溶性」

乾燥肌や敏感肌の方には「脂溶性」

乾燥肌や敏感肌の方は、じっくり深く浸透する「脂溶性」のビタミンC 誘導体がおすすめです。
即効性はありませんが、高い濃度でも皮膚への刺激が少ないメリットがあります。

脂溶性のビタミンC 誘導体

  • テトライソパルミチン酸アスコルビル
  • パルミチン酸アスコルビル(L-アスコルビン酸ステアリン酸エステル)

脂性肌や混合肌の方には「水溶性」

脂性肌や混合肌の方には「水溶性」

脂性肌や混合肌の方は、すばやく浸透する「水溶性」のビタミンC 誘導体がおすすめです。
水溶性はサッパリしているため、主に化粧水や美容液に配合されています。

水溶性のビタミンC 誘導体

  • アスコルビルリン酸Na
  • リン酸アスコルビルMg
  • 3-O-エチルアスコルビン酸

普通肌や脂性肌の方には「両親媒性」

普通肌や脂性肌の方には「両親媒性」

普通肌や脂性肌の方は、素早くなじみむのにじっくり深く浸透する「両親媒性」のビタミンC 誘導体がおすすめです。
APPS(アプレシエ)と呼ばれる「パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na」が有名で、化粧水や美容液、保湿クリームなど多くの製品に配合されています。

両親媒性のビタミンC 誘導体

  • パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na
  • イソステアリルアスコルビルリン酸2Na
  • ミリスチル3-グリセリルアスコルビン酸

両親媒性は高機能ですが「成分が劣化しやすく、価格が高い」というデメリットがあります。

ビタミンC 誘導体は、肌質に合うものであれば高価なものでなくても構いません。
そして、目的にあわせてより継続できるように取り組んでいきましょう。

目的にあわせて他の成分にも気を付ける

目的にあわせて他の成分にも気を付ける

ビタミンC 誘導体をより効果的に活用するために、配合されている他の成分にも着目してみましょう。
目的に合わせて「一緒に取り入れたい成分」についてお伝えします。

  • 美白効果
  • シワやたるみのケア
  • 毛穴やニキビのケア

美白効果

美白効果

美白効果にはアルブチンやトラネキサム酸、リノール酸S、コウジ酸などの成分がおすすめです。

トラネキサム酸について詳しくはこちらです。
目元や口周りが老けてみえると感じたら【シミ予防にトラネキサム酸】

シワやたるみのケア

シワやたるみのケア

シワやたるみのケアには、ナイアシンアミド(ニコチン酸アミド)、レチノール、トラネキサム酸などの成分がおすすめです。

毛穴やニキビのケア

毛穴やニキビのケア

毛穴やニキビのケアには、サリチル酸、グリチルリチン酸ジカリウム、アラントイン、ドクダミエキス、ローズマリーエキスなどの成分がおすすめです。

毛穴ケアについて詳しく知るにはこちらをご覧ください
肌荒れ対策で化粧水に使用されるドクダミエキスとは?効果の秘密を解説

また成分表を見るときにはアルコールフリーやパラベンフリーをチェックして、使用前にはパッチテストを行うようにしましょう。

まとめ:長く続けられるもので美肌を目指そう

まとめ:長く続けられるもので美肌を目指そう

今回は、「ビタミンC 誘導体の効果を高めるには?お肌に合わせた3つの選び方」をテーマにお届けしました。

  • 濃度低い濃度から少しずつ様子を見つつ、3~6%がおすすめ
  • 肌質にあわせて種類を選ぶ
  • 目的にあわせて他の成分にも気を付ける

まずは製品を切り替えながら、ご自身のお肌に合ったものを探しましょう。
お肌の再生には1ヶ月ほどかかるので最低1ヶ月、そして相性が良いものが見つかったら2~3ヶ月試してみて下さい。

長く続けられるもので、美肌を目指していきましょう。

これからも、皆さんに役に立つ情報が発信できたらと思ってます。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました